<< March 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

2017.03.30 |

一定期間更新がないため広告を表示しています

ひとつになること。

2011.03.16 | 00:32
 お久しぶりです。

皆様お元気でしょうか。

私は、元気です。


引っ越しも無事に終わり。

新しい生活にも慣れてきていますが。

実は、いまだに情報ツールが皆無の状態で暮らしております。

テレビ、電話、ネットが通じていない、というわけです。


何も情報が無いなかで、あの大惨事は起きました。


本当に本当に驚きました。

職場スタッフからの話や、家族や友達からの電話や連絡。

コンビニで買った新聞などから、一生懸命に地震の情報を集めている状況です。

だから、皆さんの情報量に比べると、全然足りていないと思います。


職場のテレビで、初めて津波の画像を見たとき。

現実なのか、偶像なのかがわからなくて、思考が一時ストップしてしまったようでした。

驚きだけではなく。

これが、今この同じ日本で起こったことだということを理解するのに、時間がかかりました。


自分が住んでいた家や街や家族や友達が、一瞬でかき消されてしまう。

そんな起こり得ない出来事が、実際に起こったのです。

東北の被災者の方々の気持ちや、その事実を考えるだけで胸が押しつぶされそうになります。


私は、職場が神戸なので。

同僚のみんなは、ほとんどが阪神大震災の被災経験者です。

そのときに、日本中のみんなが手を差し伸べてくれたことを、忘れてはいません。

みんな、何かの形でお返しをしたい、と思っています。

職場の電気を、ほとんど消して。

募金という形で、協力させてもらっています。


私も、募金の他にも何か自分にできることはないかと、毎日考えているところです。



海外のニュースでは。

日本人のマナーの素晴らしさや、災害が起こった渦中での冷静な行動に驚きを隠せない、と報道されていたようです。

こんなに大きな災害が起こったときには、とかくパニックに陥りやすく、また暴動や略奪などが起こりやすくなるもの。


そんななかでも、日本人は、きちんと列を作って公園に避難していたり。

帰宅難民でごった返した都心でも、人が通れる道を確保して階段に座っていたり。

家族じゃない人でも、何とか助けようと力を貸していたり。

何時間もかけて歩いて帰っている人々に、コンビニの店員さんが、無料で飲み物を配っていたり。



なんでもない、当たり前のことかもしれないけれど。

そんななんでもないことが、きちんと行える。

全員がそうじゃなかったとしても。

そんな日本のみんなを、私は誇りに思うし。

自分もそうでありたいと思います。


日本は、精神の宿る国だ、と私は思う。

目に見えるもの以上の何かを、心の中に携えていると。

忍耐であったり。

自分の理念や、道徳であったり。

逆境のときこそ、なにくそ!と立ち向かっていける心の強さのようなもの。


まして、東北地方の方々は。

寒い冬には、しんしんと降り積もる雪の中を、じっと耐えて生きてきた方が多いはず。


もうすぐやってくる春の息吹を感じるその日のために。

待ち望んだ春の日は。

決してこんな風景ではなかったと思います。


でも、負けないで欲しい。

生きることをあきらめずに、生きて欲しい。


そのために今、みんなでひとつになることが、とっても大切だと思います。


被災者は、現地の人だけじゃないはず。

みんな、どこかで繋がっているんだから。


言葉や思いは、集まればすごい力になると思うから。


どうか、一人でも多くの人が助かりますように。

いつか、希望の海になりますように。


この思いが繋がって。

ひとつになって。

大きなパワーになりますように。





(少しでも、力になれたらと思い、職場のPCを拝借させていただきました。)